ディスク1と2は≪アイリッシュ・ツアー '74≫の完全盤だった!

ぼちぼちっと≪アイリッシュ・ツアー '74 
40周年記念デラックスボックスセット≫を聴いています。
今日はディスク1と2の、
1974年1月3日と5日のコーク・シティホールを聴いてみました。


この日の録音から、かのアルバム≪アイリッシュ・ツアー '74≫は
構成されていて、言い方を変えればこのディスク1と2は
アイリッシュ・ツアー完全録音盤、という感じでしょうか。

ディスク1と2の収録曲は以下の通りで、
*印のない曲は従来のアルバム≪アイリッシュ・ツアー '74≫に
収められています。

Disc 1
Cork (3rd and 5th of January 1974)
1. Messin’ With The Kid*
2. Cradle Rock
3. I Wonder Who
4. Tattoo’d Lady
5. Walk On Hot Coals
6. Laurdromat*
7. A Million Miles Away
8. Hands Off*
9. Too Much Alcohol

Disc 2
1. As The Crow Flies
2. Pistol Slapper Blues*
3. Unmilitary Two-Step*
4. Bankers Blues*
5. Going To My Hometown*
6. Who’s That Coming
7. In Your Town*

ディスク1の冒頭曲、"Messin' With The Kid"はショウ開幕の
1曲目のせいか調子が出ていないのか、所々でぎこちなさが目立ちますが、
2曲目の”Cradle Rock"からはギア全開、
以下全速力で駆け抜けていくロリーさんのプレイが味わえます。
正編のアルバム≪アイリッシュ・ツアー '74≫での曲並びと同じ
2曲目の"Cradle Rock"、3曲目"I Wonder Who"、
4曲目の"Tattoo’d Lady"が続きますが、
この曲の流れは切りようがないほど完璧な流れゆえ、
そのまま正編アルバムに採用されたと思われます。
ディスク1はそのまま正編アルバムと言っていいと思いますが、
若干これは…と思える曲が選考漏れしたようで、
ロリーさんの≪つねに自分自身のプレイを客観的に見つめる厳しさ≫が伺えます。

また、"Laurdromat"や”Hands Off”がいい出来なのに(特に"Hands Off")
正編から漏れているのは、
当時テレビ放映されていた曲だからあえて外したのかとも考えられます。
ライヴ・アルバムというとショウの代わりに聴いてね、という類のレコードで、
ショウ完全収録が多いですが、
ロリーさんの場合は一部しか収録されておらず、
続きが聴きたければショウに来てね、という
ある意味プロモーション活動として出されていたのではないかと思います。

1972年に”ライヴ・イン・ヨーロッパ”をリリースの後、
73年半年に2枚スタジオ録音をリリース(!)の後、
その次の年にアルバム≪アイリッシュ・ツアー '74≫をリリースという、
今では考えられない超ハイペースでアルバムを出していましたが、
このロリーさんのライヴアルバム2種類は一枚組のみ(*脚注.1)で、
お小遣いの少ない青少年向きに作られたとは思いますが、
ふとそんな裏もあったのではないかと思ってしまうような内容になっています。

この1月3日と5日のコークのライヴの聴きどころは何といってもディスク2の全編、
観客と一体化したアコースティック曲(1曲目から5曲目)で、
もう床板踏みっぱなしのハイテンションな様子が非常に熱い!

このアコースティックセット自体、
ロリーさんのどの時代のショウでもだいたい同じ曲が演奏されているので、
このアコースティックセットの盛り上がり加減で
ロリーさんのその日のショウの楽しみ具合(たいていは満点なんですが)が
分かってしまいます。

最後の"In Your Town"でこの日はシメ、という訳ですが、
もういつまでも続いて欲しい、と思わせるプレイです。

どうしてこの内容を2枚組アルバムで当時出さなかったのかな、と
シミジミ思います*。(脚注・1)
今聴いてみても、この録音はとんでもない≪怪物アルバム≫です。

----
(脚注.1):アイリッシュ・ツアーを筆者はシングルアルバムと思い込んでいた。
アイリッシュ・ツアーは二枚組アルバムです。老人力がついてきた…。

すろーはんどM谷さまのご指摘により訂正させていただきます。

tag : ロリー・ギャラガー RoryGallagher アイリッシュ・ツアー

コメント

§ 私はこれから

詳細なレポートありがとう!
私は今から1,2を聴きます。
ジャケットが凝ったつくりですね。しかしすぐに手垢とか
つきそうな材質なんで気をつけねば。

§ 第一弾レビューありがとうございます!

ロリーのアコーステックセットは落ち着いて聴くといったものではなく熱いと思っています。拡大されたアコーステックセットだけでも必聴ものでしょうか。

長尺の「Who’s That Coming」のあとにこれまた長尺の「In Your Town」が来るのも熱いですね!

>もういつまでも続いて欲しい、と思わせるプレイです。
どんな状況なのか想像出来るのでとても期待してます!

勉強不足でお恥ずかしいのですが、この曲順は実際の曲順を再現されているものなのでしょうか??

§ Re: 私はこれから

>kumiさん

もうたまらん出来具合です。
ディスク1と2でこんな具合だと、
残りのディスク3と4がとんでもないと思われます。

ジャケットの紙質があまりにも薄いので
すぐに壊れたり汚れそうです。
保存用にもう一部買う気にさせる造りですな。。。(汗)

§ Re: 第一弾レビューありがとうございます!

>室姫13号さま

拡大されたアコースティックセットは
正規のライブアルバムには収録されていないので、
これだけでも聴く価値はありますよ!
しかもこのボックスセット収録のアコースティックセットですが、
ほぼ同じ曲で3公演収録されていますが、
それぞれその日のコンディションが違うと思われるので
聞き比べが楽しめると思います。

この日の"In Your Town"、いつ終わるんだ…なぐらい長いです。
それが楽しいんです~(^^)

この日の曲順ですが、ほぼ当時のショウと同じ曲順だと思われます。
1月3日と5日の録音が混在しているので、
どの曲がどの日、と特定できないのも残念だったりします。
ただ、ショウ最後のシメの定番曲である
"Bullfrog Blues"がないので、
これは割愛されたか、たまたま演奏されていないのか不明ですが、
ブートによると5日の日はブルフログなしのようです。
もしそうだとしたら、ロリーさんには珍しいセットです。

ディスク3と4は74年1月2日の録音で、
(ディスク5と6は73年12月28日と29日の録音)
文字通りまるっとショウが録音されています。

思うに、ディスク1と2は
当時ライヴレコードを作るために、
本当にコンディションのよい曲だけを残した結果が
こうなってしまった、という結果になったのでは、と
お粗末ながら憶測したりします。

§ 完全版だったら。。。。

> お小遣いの少ない青少年向きに作られたとは思いますが、

ドキッ!(^_^;)


> どうしてこの内容を2枚組アルバムで当時出さなかったのかな、と

まったくもってそのとうりだと思います。
当時の2枚組ライブは長時間が基本。。。。

IT74以降の飛行船の熱狂や、深紫ライブが
爆発的なセールを記録したのは
内容の良さに加えて長時間を重視。。。。

もっと売れてたら馬車馬状態でなく
長生きできてたんでしょうに。。。。

§ 素朴な疑問?なのですが、、、

『IT’74』はオリジナル盤発売当時から2枚組だったのですが、もしやCD化されてから以降での1枚orCD2枚組という意味でしょうか?
(挙げ足とりのつもりじゃないからね♪笑)

§ Re: 素朴な疑問?なのですが、、、

>すろーはんど M谷さま

ご指摘のとおり、勘違いでした!!
アイリッシュのアナログは二枚組
(帰るなり家のレコードをひっくり返して確認…つか、
文章書いてる最中にやらんかい;;)でした!!

ご指摘ありがとうございます。

§ Re: 完全版だったら。。。。

>ひらいで@土日も多忙親父 さま

レコードの録音時間が最大45分/片面だそうで、
ライヴだと長い曲の多くなるロリーさんは
ちょっと苦しかったかもです。
三枚組となると絶対聴く側もしんどいですしね~。
(ブートやプログレだとたまにありますが…)

もっとうまくマネジメントが廻っていれば、
もうちょっと楽だったかもしれません。






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